ベッド販売に携わって18年、実は購入後のトラブルとして一番焦るのが「買ったのに部屋に入らなかった」「重すぎて移動できない」という物流・搬入に関する問題です。特に超大型になるファミリーベッドは、購入前の搬入経路チェックが命です。
今回は、配送・組み立て・引っ越しという裏方のリアルな視点から、ファミリーベッドのメリットとデメリットをお伝えします。
搬入・移動におけるファミリーベッドのメリット
「こんなに大きなベッド、どうやって家に入れるの?」と不安に思うかもしれませんが、実はファミリーベッドならではの構造上のメリットがあります。
最大にして最高のメリットは「分割して搬入できること」です。一見すると幅240cm以上の巨大なベッドですが、実際は「シングル1台+セミダブル1台」のように、通常のベッド2台に分かれた状態で届きます。そのため、1枚もののキングサイズベッドなどに比べて、マンションのエレベーターや階段、狭い廊下もスムーズに通過できます。
2つ目は「将来の引っ越しや模様替えがしやすいこと」です。連結パーツを外せば、普通のベッド2台として別々に運べるため、引っ越し業者に断られたり、追加料金を取られたりするリスクが低いです。
搬入・設置で苦労するデメリット
一方で、大型家具だからこその組み立てや移動の苦労もあります。
一番のデメリットは「組み立ての手間と時間がかかること」です。2台分のフレームを組み立て、連結させる作業は、大人2人がかりでも1〜2時間程度かかる場合があります。DIYが得意でない方には大きな負担となります。
2つ目は「ダンボールや梱包材の大量ごみが出ること」です。2台分のフレームとマットレスが届くため、部屋中に巨大な梱包材が溢れ、ゴミ出しの準備だけでも一苦労します。
プロが教える搬入トラブル回避法
搬入トラブルを避けるために、購入前に必ず「エレベーターの高さ・奥行き」「階段の踊り場の切り返し」「玄関ドアと寝室ドアの有効幅」の3箇所をメジャーで測ってください。
また、組み立ての負担をなくしたい方は、絶対に「組立設置サービス付き」のファミリーベッドを選ぶべきです。専門のプロが搬入から組み立て、梱包材の持ち帰りまで全て行ってくれるため、届いたその日から快適に眠ることができます。
「ファミリーベッドってサイズが大きい分、値段も高そう……」そう感じている方も多いのではないでしょうか。しかし、18年間ベッドの販売現場に立ち続けてきた結論から言うと、ファミリーベッドは家計に非常に優しい「最もコスパが良い寝具選び」のひとつです。今回はお金の面からファミリーベッドを紐解きます。
ファミリーベッドとは?安易な買い替えを防ぐシステム寝具
ファミリーベッドとは、複数台のベッドを連結して家族で使い、将来は分解して個別に使える仕様のベッドです。一般的なベッド選びでよくある失敗が、「子どもが生まれたから取り急ぎベビーベッドを買う」「成長したら布団に変える」「さらに成長したら各自のベッドを買う」という二重三重の買い替えコストが発生するパターンです。
ファミリーベッドを最初に1セット導入しておけば、子どもの成長段階ごとに新しいベッドを買い直す必要がなくなるため、長期的に見れば大幅な節約につながります。
単品購入とセット購入の価格比較とメリット
シングルベッドとセミダブルベッドを個別に2台購入し、後から自分で連結しようとすると、デザインが合わなかったり固定金具が合わなかったりして余計な出費がかさむことがあります。
最初から「ファミリーベッド」として販売されているセット商品を購入すれば、専用の連結金具や隙間パッドが付属していることが多く、トータルでの購入費用を安く抑えることができます。さらに、将来分割した際も違和感のない共通デザインのため、インテリアの統一感を保てるのも大きなメリットです。
格安モデルから高品質モデルまでの選び方
ファミリーベッドには、予算に合わせて選べる幅広い価格帯が存在します。コストを最優先に抑えたい場合は、構造がシンプルな「格安・激安連結フロアベッド」がおすすめです。必要最低限の機能を備えつつ、予算を低く抑えられます。
一方で、耐久性や木の質感にこだわりたい場合は、天然木フレームや頑丈構造のモデルを選ぶことで、何十年と使い続けることが可能になります。目先の価格だけでなく、何年使うかを計算してトータルコストで選ぶのが賢い買い物のコツです。
コストパフォーマンスに優れたファミリーベッドの詳細は、こちらの記事でご確認ください。